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クリスチャンのあかし

2023年4月27日

一人一人のクリスチャンは、それぞれイエス・キリストの救いを知ったきっかけも、状況も、どのように信じたか、心境の変化もさまざまです。証は、そのように神様が一人一人にしてくださったことの証言です。

Bさんの証し(60代男性)

 救いの証しとバプテスマの決心について

 現在、私は定年を迎えています。私が始めて教会に来たのは、10年ぐらい前FEBCというラジオのキリスト教放送を聴いたことがきっかけでした。私は、その放送を聴いて教会に行ってみたいと思い、インターネットで検索すると、様々な教会があることがわかりました。足利以外にも、館林、佐野、太田の教会も調べて見ました。そして、足利カトリック教会に2回、桐生カトリック教会にも1回行ってみました。(しかし思うような教会がなく、)次に足を運んだのがこの足利聖書バプテスト教会でした。それから、教会に通い始め、齋藤一彦先生に聖書や福音について教えて頂きました。けれども今思うと、齋藤先生のことを見下している自分がいたと思います。私はそれ以外でも、人に対して責めてしまうところがあり、毎日頭の中で人を殺してしまっている自分がいました。私は、そのような自分が嫌でしたし、なんとかしたいと思っていましたが、そのように考えてしまう原因は、吃音の問題を抱えていた兄と仲良くできなかったこと、兄らしくしてもらえなかったことがだと思い込み、兄のせいにしていました。

 しかし、毎週、礼拝で説教を聴き、福音がどのようなものかわかるにつれて、当時の私は、本当の救いを求める真の求道者ではなく、誰かに助けを求めて来ただけだったということがわかるようになってきました。私は、人生の落伍者だったと思います。それで、教会に居場所を求めて来ていただけでした。ですから、この教会に10年間通い続けていますが、それはこの教会に真理があるとわかったからではなく、礼拝しようとか、神様に信頼していたというのでもなく、他の教会を探す余力もなく、他の教会に行くのも怖かったからです。

 そのような状態でしたから不安になり、このような自分が教会に行く資格はないのではないかと中川牧師に言ったことがあります。「私はイエス様を裏切ったユダと同じではないかという思いが消えません。私はユダです。」と話したことがあります。しかし、その私に中川牧師は、こう答えてくださいました。「自分はユダではないかと心配している人は、ユダとは違いますよ。ユダは、お金のため、自分の利益のためにイエス様を積極的に売ったのですから。あなたは、自分の利益のためにイエス様を売りたいのですか。」と言われます。そう言われて、確かにそのようには思っていないことに気づきました。「むしろ、自分はユダではないかと心配するのは、自分の罪深さに気づき、そこから救われたいと願っているのですから、それはむしろ良い状態であり、神様に導かれている証拠だと私は思いますよ。イエス様は、そのような罪人を救うために十字架に架かってくださったのですよ。」と言ってくださいました。その言葉を聞いて、私のようなものでも教会へ来て良いのだと知ることが出来ました。

 そして、2021年の1月、こんな人生に行き詰まった私でもバプテスマを受ければ解決に近づけるのではないかと思い、思いきって牧師にバプテスマを受けたいと行ってみました。「自分は、人の悪いところばかりを探してしまう。そのような自分を変えたい、変えられたい。」と牧師に話すと、牧師は、「それは神様の喜ばれる思いですよ。わかりました。バプテスマの準備をしましょう。」と言ってくださり、バプテスマ訓練が始まりました。

 当時の私は、キリストの復活についても信じられず、再臨のことも良く知りませんでした。今も、充分に理解しているわけではありません。しかし、信仰とは、自分がどれだけ理解出来たかではなく、御言葉を間違いのない神の言葉と信じ、実際に御言葉に従って生きることです。中川牧師からも、信仰とは何か、救いとは何かについてメッセージをいただきました。また、信仰とは自分に信じる力があるから信じるのではなく、御言葉に従うことで学ぶ信仰も聖書の中にあることを教わりました。

 このように、まだまだ理解出来ていないことがたくさんあります。けれども、イエス御自身が神の御子であり、私の罪からの救い主である、主であると信じます。ただ福音に従って行きたいと思っています。

 このような私が救われていると確信出来る御言葉は、ルカ5:31の御言葉です。「医者を必要とするのは健康な人ではなく病人である。私が来たのは、正しい人を招くためではなく罪人を招いて悔い改めさせるためである。」

 私は確かにこの言葉の通り、霊的な医者を必要とする罪人です。今までは、イエス様が必要だと思っていませんでしたが、今はイエス様が必要で、イエス様が私を救って下さったことに希望を置いています。ですから、バプテスマを受けて、主イエス様に従って行きたいです。

 以上で、私の証しとさせて頂きます。 (2022年7月)

Posted by katsumibaptist